校 長 挨 拶
服部 克弘
『さらなる飛躍を目指して「Re9est(りくえすと)」の育成」』
宮城県利府高等学校のホームページにアクセスいただきありがとうございます。
本校は、昭和59年4月9日この鴻志が丘の地に普通科の高等学校として開校しました。平成10年には、単位制高校に移行すると同時にスポーツ科学科を設置して、今日の基礎が築かれました。この間、多くの卒業生を輩出し、全国各地で活躍しております。
校訓は、「心身の健康」「徳性の涵養」「知性の啓発」であり、「高い志『鴻志の精神』をもち、未来に向かって力強く前進する知・徳・体の調和のとれた、人間の育成を目指しています。また、開校当初から質の高い文武両道をモットーに掲げ、その実現のため、生徒、教職員一丸となって努力しております。また、利府町の「町はひとつの学校」の理念の下、町内幼稚園・保育園・小中学校・利府支援学校と共に「十符っ子(とふっこ)ブラザーシップ」に参加し、最年長集団として地域の子供たちの模範となるべく「あいさつ運動」や「スポーツ交流会」など多彩な活動を展開しております。その姿は「さわやか利府高」として地域から愛され、高く評価されており、その成果も着実に現れているところです。さらに利府町とは令和7年3月に「包括連携協定」を締結し、これまで以上に連携を深め、様々な活動に取り組んでいきたいと考えております。
本校は、このような幅広い教育活動を展開することにより、生徒たちの無限の可能性を引き出し、将来様々な場面で力を発揮し、世の中に貢献できる人材の育成を目指しております。
また、これからの社会で求められる力を育むため、利府高校における育成を目指す9つの力を「Re9est(りくえすと)」と総称し、社会の変化に柔軟に対応し、未来を切り拓くために不可欠な力として位置づけています。具体的には、「傾聴力」「分析力・課題解決力」「思考力」「創造力」「判断力」「表現力」「自己管理力」「行動力」「協働力」の9つの要素から構成されています。
例えば、授業でのグループワークでは、協働力や表現力を発揮し、課題解決に向けてチームで協力し、意見をまとめ、発表する力を養います。部活動では、自己管理力や行動力を発揮し、目標達成に向けて努力する中で、精神力や忍耐力を養います。学校行事では、創造力や思考力を発揮し、企画・運営に携わることで、主体性やリーダーシップを養います。
高校三年間は長い人生の中ではほんのひとときかもしれませんが、生徒の生き方を左右する最も大切な時期でもあります。人生で一度きりの高校時代を充実したものとするために「Re9est(りくえすと)」を意識して学校生活を送ってほしいと考えています。
さらなる飛躍を目指し「さわやかワンファミリー」「心はひとつ」の精神で一丸となって挑戦してまいりますので、今後とも皆様方からの御理解と御支援を賜りますようお願い申し上げます。
令和7年4月