校 長 挨 拶
服部 克弘
『未来を拓く「Re9est(りくえすと)」の深化』
― 三つの力を柱とした次なるステージへの挑戦 ―
宮城県利府高等学校のホームページにアクセスいただきありがとうございます。
本校は、昭和59年にここ鴻志が丘の地に普通科高校として開校し、平成10年には単位制への移行とスポーツ科学科の設置という大きな転換を経て、今日まで歩んでまいりました。これまでに輩出した多くの卒業生は、本校で培った力を糧に、全国各地、多種多様な分野でリーダーとして活躍しております。
本校の校訓である「心身の健康」「徳性の涵養」「知性の啓発」の下、「高い志(鴻志の精神)」を持ち、知・徳・体の調和がとれた逞しい人間の育成を目指しております。開校以来の伝統である「質の高い文武両道」をさらに追求し、生徒と教職員が「心はひとつ」となって日々の教育活動に邁進しております。
利府町の「町はひとつの学校」という理念の下、令和7年3月に締結した「包括連携協定」に基づき、昨年度から地域社会と密接に連携した具体的な教育プロジェクトを数多く展開しております。地域の皆様に愛される「さわやか利府高」として、共に歩む姿勢をより一層鮮明にしてまいります。
さて、本校では変化の激しいこれからの社会で求められる力を「Re9est(りくえすと)」と総称し、九つの資質・能力を育んでいます。今年度は、教育改革実践家の藤原和博氏が提唱する理論を参考に、これらを「三つの力」という明確な柱で整理し、より体系的な学びへと進化させました。
【藤原和博氏の提唱に基づく「三つの力」と九つの資質・能力】
「基礎的人間力」(社会を生きる全ての土台)
自己管理力 ・ 行動力 ・ 協働力
「情報処理力」(正解がある問いに、速く正確に対処する力)
傾聴力 ・ 分析力
「情報編集力」(正解がない問いに、納得解を導き出す力)
思考力 ・ 判断力 ・ 表現力 ・ 協働力 ・ 創造力
これからの社会は、正解を効率よく出す力だけでなく、異なる意見を繋ぎ合わせ、自分たちの「納得解」を創り出す力が不可欠です。日々の授業や部活動、そして地域と連携した探究活動を通じ、これら九つの資質・能力を自らの力として蓄えてほしいと願っています。
高校三年間という時間は、人生の土台を築く極めて重要な季節です。生徒諸君には、この鴻志が丘で「Re9est」を確かな知恵として身に付け、無限の可能性に果敢に挑戦してほしいと願っています。
さらなる飛躍を目指し、「さわやかワンファミリー」の精神で、教職員一同、全力で生徒の夢をサポートしてまいります。保護者の皆様、地域の皆様、そして本校を志す中学生の皆さん、今後とも変わらぬ御理解と御支援を賜りますようお願い申し上げます。
令和8年4月